昨年よりスタートしたスペインのバルサ財団×一般社団法人S.C.P.Japan×グローバルキッズメソッドによるコラボレーション企画【FUTBOLNETプログラム】は、今年2021年はオンラインでの開催がメインとなりました。最初は環境の変化に戸惑っていた子ども達も次第に慣れ、リモートを通じて、画面越しから聞こえる相手の声や表情に集中しながら、また相手が話しやすいように、みんなに声が聞こえるように、大きな声でゆっくりと伝えたり、1つ1つの活動における動作を大きくしたりと、“相手へ伝える努力”を続けました。

プログラム01「リモート鬼ごっこ」
2人1組になり、画面の端から端へ逃げ回ります。画面に映った時に名前を呼ばれてしまったら0ポイント、名前を呼ばれず通過できたら1ポイント獲得できるルールを定めました。目標ポイントを決めてスタート！2人ペアということで、手をつないだり、腕を組んだり、歩幅を合わせたりと、子どもたち自身が自然と相手を気づかう場面がたくさん見られました。最後はポイントも獲得し、達成感に溢れた笑顔が広がりました。

プログラム02「顔で表現してみよう」
この一週間の間に起きた出来事を、顔の表情だけで伝えるゲームです。相手の表情を読み取り、楽しかったのか・悲しかったのか、どんな気持ちだったのかを考えて発表しました。相手に気持ちを伝える難しさや、逆に相手がどんな気持ちでいるのか･･･。いつどんな時でも忘れてはならない事であるという事を学びました。

プログラム03「背中文字伝言ゲーム」
決められたお題を順々に指で背中に書いていき、最後の人が言い当てるゲームです。背中に書かれた文字が何かを把握し、すぐに次の人の背中に書く。途中で文字が変わってしまったり、最終的な答えが間違ってしまう場面もありましたが、誰も責める事もなく、励まし合う姿が見られました。

「何事も諦めずに、まずはやってみる！という事がとても大切です」という講師からの話に、子どもたちは画面越しにしっかりと聞いていました。伝えることの難しさ、伝わらなかったことへの悔しさを実感し、また間違えてしまった子への励ましの言葉もあり、FUTBOLNETプログラムの5つのテーマ｢努力｣･｢チームワーク｣･｢リスペクト｣･｢謙虚さ｣･｢野心｣の全てを達成できたプログラム内容となりました。